RPGのロールプレイ要素について その1
ゲームでは特にRPGを好んでプレイする自分ですが、やっぱり自分の分身となるキャラクターを作り、このキャラクターはxxという設定だから…という風にロールプレイするのが楽しいです。
RPGというジャンルに分類されるビデオゲームは様々あり、ロールプレイ要素はゲームによって濃さが違います。
一概に濃かったら面白い、薄かったら面白くないというわけではないですが、改めてビデオゲームとしてのRPGが持つロールプレイ要素というのはどのようなものがあるか、そして自分が好きなゲームはそれぞれどのようなロールプレイ要素を持っているか考えてみようと思います。
注意点として、あくまで自分の好きなゲームの深堀りの一環としてやってますので、ロールプレイ要素の網羅性や各ゲームに対する評価は完全に独自評価であって客観性はないです。
ロールプレイ要素の例
この記事では、まずはどのようなロールプレイ要素があるのか主要なものを挙げてみます。
種族や性別
種族についてはその種族がその世界の中でどう受け入れられているか、どのような文化や考え方を持っているかというのは大半のRPGでは設定されていますが、主人公が何の種族であるかに対して反応があるものとなるとそれなりに限られると思います。
ここでは反応がある場合のみ「種族」や「性別」というロールプレイ要素があるとします。
クラス
クラスを選択できるゲームは種族を選択できるものより多そうで、そしてクラス選択に対しての反応がないゲームは種族のそれと比べてさらに多そうですが、こちらも同様に反応があるもののみとします。
アライメントやカルマなど
特に善悪などについてはキャラクター開始に設定するか、ゲーム開始後の選択によってどちらに傾いていく(またはずっと中立)の2パターンがあります。
書いてて思ったのですが、D&Dとかは種別決めて、クラス決めて、アライメント決めたらもうそれだけでロールプレイ方針がかなり固まるわけで、良い仕組みだなぁと思いました。
ただこう褒めてる割には後の話にはD&D系のゲームは出てこないです。Baldur’s Gate 1しかクリアしたことないので…。(2もNWNも途中で止まってます)
アトリビュートやスキル
筋力とか知性などのアトリビュートとか、工学やサバイバル知識に関する知識などのスキルにポイントを割り振るゲームは多く、その中で例えば筋力が一定以上なら追加の選択肢を選んだりできる場合はロールプレイ要素と言えます。
物語の分岐
これは言うまでもないと思いますが、重要なポイントとして、上記で挙げたようなキャラクター設定が選択に関わるものはより深いロールプレイ要素であると思います。
例えば、Dragon Ageで魔導士を支持するかどうかの選択は主人公自身が魔導士であるかが大きく影響を与えると思いますが、The Wictherにおける選択はいずれも「あらかじめ設定が決められた主人公であるゲラルトが取りうる行動」なので、これらは似ているようで微妙に違います。
だから前者の方が必ず優れているというわけでもなく、むしろ今回考察したいのはロールプレイ要素の多さこそがゲームののめり込み具合やリプレイ性を決定づけるというわけでもないんじゃないか?というところなので、The Wictherや後述のDeus Exは興味深いポジションだと言えます。
ロマンス
これは1つの項目として挙げるものなのか?という気はするのですが、でも「物語の分岐」の1つとするのもちょっとだけ違う気がしたのと、この存在がそのゲームを特別なものにしているものもあると思ったので挙げました。
つづきます。